サイトへ戻る

ロート製薬株式会社様

 

全社員を対象に睡眠セミナー・パーソナル睡眠チェックMySleepを導入

さらに睡眠改善の意欲のある方にFitbitを活用した睡眠改善プログラムも導入 

· お知らせ,健康経営

ロート製薬株式会社様で、2022年度に「睡眠セミナー」「パーソナル睡眠チェックMySleep」「睡眠改善プログラム」3つの睡眠プログラムを導入いただきました。

broken image

■導入の背景

─どのような理由で、睡眠に関する施策を導入することになりましたか?

【ロート製薬株式会社人事総務部 健康経営推進グループ 圓尾様から】 

弊社は健康や美容をテーマとした製品やサービスを提供していますが、まずは社員が健康でいきいきと働いていてこそ、よりよいものをお客様にお届けすることができる、健康の輪を広げられると考えています。

2020年にWell-beingの土台となる身体の健康目標として、8つの健康KPIを設定しました。

その1つの項目として睡眠についても目標値を設定しましたが、2021年実施した全社アンケートでは、睡眠時間の減少や睡眠満足度の低下がみられました。

睡眠は幸福度や主観的健康観にも関連していたことから、睡眠改善施策を行うことは、Well-beingに繋がるのではないかと考え、プログラムの導入を決定することとなりました。

 

■導入頂いた睡眠プログラム

2022年度は、睡眠に注力して施策を展開するということで、4月に全社員約1700名を対象にパーソナル睡眠チェック「MySleep」を実施し、MySleepの結果からみえてきた全社の睡眠傾向を踏まえたうえでの「睡眠セミナー」(2回開催後、動画配信を実施)を開催しました。

その後、さらに睡眠に課題があり、睡眠改善に取り組みたいという意欲のある方(100名)に、約2ヶ月間、Fitbitを活用した睡眠改善プログラムに取り組んでいただきました。

並行して、全社員向けに、MySleepでみえてきた睡眠に影響を与える生活習慣のなかで課題の大きいもの(寝る前のリラックスやベッドでのスマホNG等)に関するメールマガジンを配信することで、定期的な意識づけや行動変容を後押しする施策を展開しました。

これら半年にわたる取組みを経て、再度「MySleep」を実施し、睡眠状態の変化を確認いただきました。

broken image

 

■導入後の結果

睡眠プログラム導入後の結果として、約64%の方が睡眠改善へ意欲を持つようになったことが分かり、睡眠状態としても約29%の方は継続して良い状態を維持、約24%の方が改善していることが確認できました。

【睡眠への意識の変化】

約64%の方が睡眠改善へ意欲を持つようになった

broken image

 

【睡眠状態の推移】
約29%が継続して良い状態、約24%が前回より改善

broken image

参加者からは、睡眠の大事さを再認識し意識や行動が変わったという声や、行動を変えることで睡眠が良くなったと効果を感じる声をたくさんいただきました。また、さまざまな睡眠施策の実施を通して、会社が個人の健康を考えていることに対して好評価をする声もありました。

【参加者の感想・ご意見】

・睡眠を大事に考えるようになった。

・睡眠改善に向けての情報が定期的に発信されているので、睡眠に対しての意識をするようになりました。

・睡眠を改めて考えることができ、また日中のパフォーマンスにつながるということで意識した行動に繋げることができた。

・自分の睡眠の状態が良く把握できたことで改善すべき点が明確になりました。

・自分以外の睡眠の状況を知る機会がないので、他の方との比較したデータが参考になりました。

・前までは自分ではまったく寝れてないと感じていたがちょっとの時間の睡眠でも問題ないと考えられるようになったので楽になりました

・日中や睡眠前の習慣を変えることを試みることで睡眠に対する満足度の変化が感じられたので大変勉強になりました。

・眠りの必要性について考え、仕事の効率を考えるようになった

・個人の健康管理として会社が意欲的に取り組んでくれる事は喜ばしい事と思っています。

 

さらに、Fitbitを活用した睡眠改善プログラムでは、睡眠改善の効果はもちろん様々な身体状態の変化や生産性の向上も確認できました。

 

【2か月間の睡眠改善プログラムの効果:身体状態】

肌荒れ・目の疲れ・頭痛・肩こり腰痛すべての項目で感じる頻度が低減

broken image

 

【2カ月間の睡眠改善プログラムの効果:生産性】

生産性に関する7指標すべて向上

broken image

 

■導入後のコメント

【ロート製薬株式会社人事総務部 健康経営推進グループ 圓尾様から】 

―導入後の皆さんの反応はいかがでしたか?

自分の体感と実際の睡眠に乖離があったことを実感していた社員が多く、自身の状態を知れたことが良かったという反応や、データで見える化されることで納得感があり意識づけができるというポジティブな声が多くありました。

また、fitbitを使用して睡眠改善プログラムに取り組んだ社員は、朝の通勤での早歩きやお迎え時のダッシュもわずかながら運動になっていると気づいたことがきっかけで、週1回の5キロランニングを始めたそうです。運動を取り入れたほうが睡眠スコアがあがるのではないかと思いながら取り組んでいるとのことでした。

睡眠以外の生活習慣についても意識改善につながっている事例で、嬉しく思います。

 

―今回の取り組みを通して、印象に残ったことや気づきはありますか?

今回、My Sleepは全社で実施しましたが、回答率もとても高く睡眠に関心のある社員の多さを感じました。

睡眠改善のためのアクションは、食事や運動など睡眠以外の生活習慣も多く関わることから、睡眠のみならず他の生活習慣の改善にも派生し、色々な効果が期待できることを実感しました。

My Sleepのみの参加者からも、睡眠改善プログラムの参加者からも、自分の睡眠に向き合うきっかけとなったといったポジティブな声が多く、Well-beingのための良い機会提供になったと思います。

子育て中などの家庭環境や仕事量の変化などの影響を受けやすいため睡眠の改善に取り組むことは簡単ではないですが、日々の意識付け、心がけることの重要性を感じることができました。

世の中にWell-beingを届ける会社として、まずは社員が健康でいきいきと働けるよう、今後も睡眠のサポートを行っていきたいと考えています。