東急不動産ホールディングス株式会社

従業員の声をもとに仮眠室導入へ。コンサルティングを通じて生産性向上に向けた運用と浸透に繋がりました。

*本インタビューは2020年2月14日に行われました。

東急不動産ホールディングス株式会社は、「健康経営優良法人」に4年連続で認定されるなど、健康経営・働き方改革に積極的に取り組んでいます。本インタビューでは本社移転を機に、仮眠室の導入を推進された人事部の島田様(写真左)総務部の髙橋様(写真中央)にお話を伺いました。

‐仮眠室導入に至った背景や経緯を教えてください。

 

島田さん:きっかけは本社移転でした。本社移転を計画する際に若手を集めてワークショップをしたところ、「(新本社では)これがあったらいいな」という意見の中で「仮眠室」というワードが出てきました。

髙橋さん:ほかにも2018年6月に実施した全従業員対象のアンケートの中で、「健康でいきいきと仕事をするために必要なものは何ですか?」という問いかけに対し、「仕事や休憩時間の合間に仮眠をとることができる」という声が多く挙がったため、本格的に仮眠室の導入を検討するようになりました。

総務部髙橋様
総務部 髙橋様

-アンケートの結果があったとはいえ、スムーズに仮眠室導入に至ったわけではないと思いますが、導入までに苦労されたことや懸念されたことがあれば、お伺いさせてください。

 

島田さん:以前は夜型の会社だったので、寝不足の人が仮眠室を利用されるイメージがあり、抵抗があるという意見もありました。11時より前は使用できないようにするなど運用ルールを決め、社内の人事部からではなく、専門家(ニューロスペース)から理由を含めて、しっかり伝えられたのも良かったと考えています。

人事部島田様
人事部 島田様

髙橋さん:新しいことをやろうという風土はありましたが、実際に新しいことをやるのは大変だし、反対意見ももちろんありました。データに基づくのが重要と考え、生産性と仮眠に関するエビデンスをニューロスペースさんにいただき、投資に対するメリットを、残業時間の削減見込みなどから算出しました。

 

島田さん:経営者の課題認識も日々変わる中で、決定理由は1つではなかったと思いますが、ロジックと情熱をもって情報を積み上げていくことで、経営陣の了解を得ることができたと考えています。

 

-仮眠室設置検討時から導入の中で、気づきや印象に残られたことなどお伺いさせてください。

 

島田さん:単に仮眠室を作るだけではなく、同時にニューロスペースの睡眠セミナーを実施しました。そのセミナーでは想定よりも多くの人が参加してくれ、このセミナーを実施したことにより仮眠室の理解がさらに浸透していったと感じています。

 

髙橋さん:新しいことに対する抵抗感はトップダウンで伝えないと変わらないと考えていましたが、セミナーを開催することで、普段参加しないような方にも興味をもっていただき、ボトムアップで波及できたのも大きかったです。

【東急不動産ホールディングス株式会社での睡眠セミナー】

2019年7月に、東急不動産ホールディングス株式会社及びグループの従業員の皆さま向けに「『最高の眠り』を実現する!睡眠セミナー」を開催し、100名超の方が参加されました。セミナーでは、良質な睡眠をとる方法のみならず、仮眠の重要性や、仮眠をとる際のポイントについてお伝えしました。

100名超が参加したセミナーの開催風景
100名超が参加したセミナー開催風景
セミナー1か月後に行ったアンケートでは、睡眠改善に取り組んだ人が72%もいた
セミナー1ヶ月後に参加者から取得したアンケート結果

-仮眠室導入後、従業員の皆さまのご反応や利用状況はいかがですか?実際に聞かれている声などあれば併せて教えてください。

 

髙橋さん:仮眠室を利用された従業員からは「リラックスした空間で入眠できた」「睡眠後すっきりとした頭で仕事ができた」など、効果を感じる声があがってきています。一方で、需要に対し、供給が追い付かない時があったので、予約方法を改善するなど、状況をみながら進化させようとしています。

 

島田さん:稼働率は7割ほどで、予約が入っていなかった日はほぼありませんでした。ただし、仮眠室の場合は会議室と違い、万一寝ているところに入らないように、という心理が働いたようで、他の人の予約の前後に少し時間を空けて予約をする傾向がありました。利用者の気持ちに合わせた環境づくりをしていくことが大切だなと感じています。

 

新本社の仮眠室
新本社の仮眠室
仮眠室に設置したパワーナップガイドブック
仮眠室に設置したパワーナップガイドブック

-今後、仮眠室の導入を検討される企業へなにかアドバイスはありますか?

 

髙橋さん:仮眠に関連して制度も変えなければならなかったので、総務部と人事部が一緒になって取組めたのが成功要因のひとつと考えています。また、導入にあたって検討を進めるには、利用率や満足度のデータのみならず、生産性に関するエビデンス等も重要と考えており、専門家の力を借りることができたのは大きかったです。

 

島田さん:働き方に関する考え方はなかなか変えにくいので、日中の生産性などデータに基づいて説明をしていくことが重要と考えています。仮眠室を導入することによる投資額はそこまで大きくないものの、対外的にも評価されやすいと感じています。また、近年では従業員自身が様々なデバイスを使って、歩数や睡眠などのライフログをとっていて、健康に対する意識も高まっているように思います。そういった社内や社外へのインパクトを踏まえ、経営に対して提案することで理解を得やすくなるのではと思います。

新本社入口にて撮影

ニューロスペースより:

東急不動産ホールディングス株式会社様は、2019年8月より「渋谷ソラスタ」で営業を開始した新本社に仮眠室を設置されました。仮眠室の導入に向けて、導入する什器や備品の選定、運用方法についてコンサルティングを実施させていただきました。また、仮眠室の設置にとどまらず、仮眠の適切なとり方を理解し、日中の眠気の発生やパフォーマンス低下の要因となる夜の睡眠を改善するための睡眠セミナーも開催いたしました。セミナーでは質疑応答も含めて活発な議論が行われ、従業員の皆さまの睡眠に対する興味・関心が高いことが感じられました。

 

■ニューロスペースの仮眠コンサルティング・睡眠改善プログラムについて

仮眠室の設置・運用に関するコンサルティング、仮眠に関する実証実験の実施、仮眠サービスの共同商品開発等をトータルで行う仮眠ソリューションの提供を行っております。また、睡眠セミナーをはじめとする睡眠改善プログラムの詳細内容につきましては、下記リンク先にてご案内しております。働き方改革・健康経営の一環として睡眠の取り組みをご検討されている企業のご担当者様は、ぜひお問い合せください。

https://www.neurospace.jp/product-sleep-solution

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