【2018年度「企業の睡眠負債」実態調査】ビジネスパーソンの働き方に起因する3大睡眠課題が判明、7割以上が自身の睡眠に不満、働き盛りの女性の睡眠課題大
日中の眠気の悩みは深刻、6割近くが生産性低下に影響と回答、30代の働く女性9割が睡眠に不満、家庭の分担未だ変わらず睡眠にしわ寄せか
テクノロジーで人々の睡眠課題を解決するSleepTech(スリープテック)事業を展開する株式会社ニューロスペース(本社:東京都墨田区、代表取締役:小林 孝徳、以下 ニューロスペース)は、都内日勤企業を中心に会社員500名の睡眠実態を調査しました。
睡眠課題による経済損失の額は15兆円(2016年11月ランド研究所調査)と発表されており、2018年5月に産業医科大学の研究(Nagata T, et al., J Occup Environ Med. (2018))では、日本企業のプレゼンティーイズム損失の内訳は肩や首の凝り(14%)に続いて、睡眠不足が2番目に大きい損失(11%、1人あたり年間約3.4万円)となっており、企業成長や企業価値の向上においても睡眠課題が大きく影響を及ぼすことが判明しています。
本調査では会社員の7割以上が睡眠に不満を持っていることが明らかになりました。自身が考える理想の睡眠時間平均7.37時間に対し、実際の睡眠時間は6.18時間とマイナス1.2時間の差が生じていることが明らかになりました。また、睡眠状況と仕事への影響について聞くと、仕事中も頻繁に眠気を感じる会社員は約3割、約6割が生産性への影響があると回答しました。
約半数の会社員が「仮眠を取ることは不可能」と回答し、会社員にとって仮眠はまだハードルの高い睡眠改善策であることが明らかになりました。また、性別対比では女性の睡眠課題が大きく、未だ変わらない家庭での役割分担が影響を及ぼしている可能性が示唆されました。
【主な調査結果】
- ビジネスパーソンの7割以上が睡眠に不満、理想と実際の睡眠時間のギャップは1.2時間。睡眠不足の理由トップ3は仕事からの帰りの遅さ・寝ながらスマホ・通勤時間
- 仕事中に眠気を感じているのは8割、うち2割は毎日眠気を感じている。しかし仮眠をとることは不可能と約半数が回答。6割近くが生産性への影響ありと回答。
- 日勤のビジネスパーソンの三大睡眠課題は「慢性睡眠不足」・「熟睡困難」・「起床困難」
- 性別対比では、女性の課題割合が大きい。
- 睡眠の質に影響する生活習慣トップ3は寝る前の光、休日の寝だめ、寝ながらスマホ
- 全ての年代で睡眠に対する不満は女性の方が高く、30代女性では9割が睡眠に不満。未だ変わらない働く女性の家庭での役割分担が原因
1.ビジネスパーソンの7割以上が睡眠に不満、理想と実際の睡眠時間のギャップは1.2時間。睡眠不足の理由トップ3は仕事からの帰りの遅さ・寝ながらスマホ・通勤時間