3年連続「健康経営優良法人」に認定されている京浜急行電鉄株式会社様において、安全輸送の重要な基盤となるシフト勤務で働く現業社員向けの睡眠改善セミナーを実施いたしました。

1. 背景と導入の狙い:なぜ、今「現業社員の睡眠改善」なのか
鉄道をはじめとする運輸・インフラ産業において、安全・安定輸送を支える最大の基盤は「社員の健康と日常のコンディション管理」です。京急電鉄様では、健康保持・増進に向けた積極的な取り組みが高く評価され、3年連続で「健康経営優良法人」に認定されています。
その発展的取り組みの一環として近年注目されているのが、「睡眠」に焦点を当てた実践的ケアです。シフト勤務を伴う現場職では、概日リズムの調整が難しく、睡眠の質が低下したり睡眠負債が蓄積したりするリスクが高まります。十分な睡眠と良質な休養を確保することは、日中の集中力やとっさの判断力を高いレベルで維持し、ヒューマンエラーや事故を未然に防ぐ安全衛生上の最重要テーマと言えます。
2. 実施概要とプログラム:「一生使える睡眠の技術」を学ぶ
睡眠科学に基づくエビデンスを活用し、「一生使える睡眠の技術」として現場で今日から実践できる内容が幅広く紹介されました。
当日の主な講義カリキュラム
- 良質な睡眠をつくる基本知識:
睡眠のメカニズム、「睡眠負債」が脳機能・パフォーマンスに及ぼす科学的影響 - シフト勤務でも睡眠の質を高める方法:
交代勤務リズムに合わせた生活の整え方と生体リズム調整法 - 仮眠の効果的な取り方:
夜勤や泊まり勤務において疲労回復と覚醒度を最大化する適切な仮眠時間・タイミング - 朝・夜の生活習慣のポイント:
光の浴び方、食事・入浴・運動が睡眠の質に与える影響 - 今日から現場で実践できる睡眠改善法:
精神論ではなくアクションとして即時導入可能なセルフケア術
3. 当日の様子と現場・受講者の反響

質疑応答セッションでは、会場受講の現業長・助役だけでなくウェビナー参加の本社社員からも多くの質問が寄せられ、関心の高さがうかがえました。
「シフト勤務ではどのタイミングで寝るのがもっとも効果的か」「仮眠は何分取るのが良いか」といった現場ならではの悩みに対し、具体的なアドバイスが提示されました。
4. 参加者から寄せられた主な声・感想
- 「自身の睡眠習慣をとことん見直すきっかけになった。精神論ではなく仕組みとして理解できた。」
- 「シフト勤務や交代制勤務でも無理なく実践できる具体的な内容が多く、説得力があった。」
- 「今日からすぐ現場や日常生活に取り入れられると感じた。部下や職場全体にも共有したい。」

5.担当者様からのお声
京浜急行電鉄 人財戦略部健康管理センター 櫻井様、木並様
京急電鉄では、鉄道事業を中心にさまざまな事業を展開しており、乗務員・駅係員・線路保守など、多くの現業職員が交替勤務やシフト勤務に従事しています。
こうした働き方の影響もあってか、定期健康診断では「睡眠で十分に休養が取れている」と答える現業社員が本社事務社員より少ない傾向が見られました。また、健康管理センターが行ったアンケートでも「睡眠や休養に関するセミナーを受けたい」という声が多く、現業社員の睡眠は重要な課題であると認識していました。
そこで、シフト勤務者にも寄り添った具体的な睡眠アドバイスを提供しているニューロスペース様に、睡眠セミナーの実施をお願いすることにしました。
小林様の著書を拝読した際、エビデンスに基づいた分かりやすい説明と、親しみやすい語り口が印象的で、当社の現場社員にもきっと受け入れられやすいだろうと感じたことも依頼の理由の一つです。
当日は本社ホールで、現業長・助役の74名が受講しました。普段から睡眠への関心が高い方が多く、皆さんが真剣な表情で聴講する姿が印象的でした。特に、当社のシフト勤務の実態に合わせた休養の取り方は、現場で部下を支える立場の皆さんにとって大変有益な内容だったように思います。実施後のアンケートでも「参考になった」という声が多く寄せられ、安心するとともに、一定の手応えを感じています。
今後は、セミナーの動画アーカイブを各現業職場の一般社員にも展開し、より多くの社員が睡眠に関する知識やコツを身につけられるよう取り組んでいく予定です。
最後に
ニューロスペースでシフト勤務者を対象に睡眠セミナーを実施する場合には、事前に現場のシフト情報をご共有頂き、そのシフトを変更することなく、なるべく従業員様の心身に負担の少ないオススメの過ごし方をご紹介させて頂きます。
シフト勤務で働く以上、100%のパフォーマンスは現実的ではありませんが、シフト勤務でも有効な睡眠の技術や生活習慣を実施頂くことで70%くらいのパフォーマンスは十分実現することが可能です。シフト勤務で働かれる従業員様がいらっしゃる事業所の方はお気軽にご連絡頂けますと幸いです。